保険について

節約

失敗してしまうと高額な支出となってしまうのが保険。もし高額な保険を支払い、なかなか貯蓄に回せない人がいるようでしたら、私が加入している保険についてご紹介させて頂くことで、見直しのきっかけにして頂けたらと思います。

■過去の失敗談
まずは過去の失敗談からです。大学を卒業し右も左もわからずに社会に飛び込んだ当時の私は、社会人になったら保険に入らなければならないという固定概念をなぜか持っていました。
その固定概念って結構多くの人が持っているのではないかと思っています。(でなければこんなに多くの生命保険会社が存在しない)
当時の私は会社からの説明会でグループ保険があるのでとてもお得であるという説明を受けました。とはいえまだ保険という存在の必要性について確信が持てなかったため、入る必要があるのか母親に相談したところ、自分の葬式代になるから入っておいたらと言われたことを強く覚えています。
そのためとりあえず月2千円くらいの保険に入りました。そして結局入ったまま5年以上は保険代を支払い続けていたと思います。

今思うとめちゃくちゃ無駄なことをしたなと思います。
葬式代なんて1年で溜まっていましたし、何かあったときの治療代もよっぽどの重病でない限り確保することができていました。
それなのになんの疑問も持たずに、保険は社会人になったら入らなきゃいけないものという固定概念のもとに続けていたように思います。

■公的保険の強さ
保険について学んだ今言えるのは必要な保険と必要のない保険とが当然ながらあり、世の中不必要な保険で溢れているということです。特に公的保険が充実している日本の場合は多くの保険が不要であると感じます。
給与明細をよく見てみると「健康保険」「介護保険」「雇用保険」というような項目で控除されていると思います。私の場合は合計で約4万円です。4万円も引かれているのに更に数万円の保険に入るなんて経済的に苦しい行為であると思いますし、二重に支払うことに意味があるのかと気づくことが重要です。保険に入っている人の多くがこの公的保険の手厚さを理解できていないのだと思います。

公的保険は、約4万円引かれている分、十分すぎる内容となっています。
中でも大きいのが「高額療養費制度」ですね。重い病気で多額の医療費がかかっても、自己負担額は月ごとの上限が設定されています。年齢や所得によって変わりますが、100万円分の医療を受けても8万7,430円の支払いだけで良いという具合です。
さらに加入している保険組合によってはこの上限金額が2万円や3万円というケースもあります。
(ご自身が加入している保険組合の内容については良く見ておくと良いです。)
なのにわざわざ高額な医療保険に入るのは2重に保険に加入しているようなもので無駄です。

不安だから、皆入っているから、営業に進められたからなどで不要な保険に入ることは本当に避けたい行為です。

■必要な保険
では必要な保険は何かというと、それが起こると人生の破滅となるものに対する保険です。
その破滅を防ぐ必要な保険は3つであると考えますが、私が今加入している保険は2つしかありません。
1つ目は自動車保険です。
万が一、人身事故を起こしてしまったら数千万円の慰謝料をお支払いすることになります。場合によっては億単位です。
そんなことになったら場合によっては全ての金融資産を失うかもしれないですし、金融資産をお持ちでない方はこれから何十年にも渡って分割で支払い続けることになります。被害者の方にも多大なご迷惑をおかけすることになります。車に乗る方で任意の自動車保険に入っていない方はさすがにいないと思いますが必ず入りましょう。
ちなみに車両保険は私は付けておりません。車両保険を付けると一気に保険料が跳ね上がります。修理する際は自分の資産から出せばよいですし、中古車しか買う気はないので多少の傷なら無視しています。今の車も凹みができたのですが見積もり取ったら10万円くらいだったので無視することにしました。最初は凹みを見る度に気持ちが落ち込みましたが今は何とも思っていないです。
車両保険はないので大体年間3万円弱となっています。

2つ目は火災保険です。
家が全焼したり倒壊してしまったらさすがに数千万円の損失になりますので、これには入ることにしました。正直覚えていないのですが5年で15万円くらいだったと思います。
家を購入した際に地震保険にも入りましたが、色々な書籍を読んでいると地震保険では十分な保証は得られないということがわかってきました。
東日本大震災クラスの自信でも約70%が一部損という判定にしかならずに5%の支払いにしかならなかったそうです。
17年に建てた家で耐震もそこそこありますので次回の更新で地震保険は外すことにしました。

最後に、一部の人には必要な保険だが私は加入していない保険は「生命保険」です。
世帯主が死亡した場合、残された妻・子供に取っては破滅の可能性はありますが、今の私にとっては必要のないものです。
団信付きの住宅ローンに入っていますので、万が一のときは今の金融資産と家も残せるので十分に暮らすことができると判断しています。むしろ住宅ローンがチャラになり今の資産も全て引き継げれば私が死んだほうが妻はFIRE達成できそうな気がします笑
まだ資産形成が進んでおらず、子供がまだ小さなご家庭については掛捨ての割安の保険に加入することをおすすめいたします。貯蓄型の生命保険には絶対に加入せずに自分で運用するようにしてください。

というわけで、必要な保険は「自動車保険」「火災保険」「生命保険(妻子がいて十分な資産がまだない場合)」くらいかなと思います。
多くの書籍を読んでもこの3つ以外はいらないと述べられていることが多いですね。
この3つともネットで一括見積もりすることができます。安すぎて保証が不十分ではだめですが、保証内容と金額をしっかりと見比べてコスパの良い保険を選ぶようにしましょう。

■最後に
私の友人にも、家族や友人が保険会社に勤めているからと付き合いで加入している方が非常に多くいます。(私の妹も旦那の親が保険の外交員なので高額な保険に加入している)
私に言わせれば、家族や友人という立場を利用して劣悪な商品を売りつける行為と同じです。
そんな最悪な行為をする人との人間関係から見直し、自分の大事な資金を守ることに注力してほしいなと心から思います。
もし子供が社会人になり生命保険の相談を受けたら自信を持って今の君には必要ないよと伝えてあげたいと思います。(学生結婚でもしてなければ)

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